FlyRide® フライングアドベンチャーアトラクション
Beyond the Lens!は、アメリカ・ミズーリ州ブランソンにあるアミューズメント施設で、家族全員で楽しめる、多くの体験型インタラクティブアトラクションをつうじて、最高のポップカルチャーを提供します。
この施設にあるシアターを、テクノロジーとエンターテインメントを融合させた「Techno-Tainment(テクノ-テインメント)」没入型アトラクションにアップグレードするため、FlyRide®が導入されました。
FlyRide®には4台の3DLPレーザープロジェクター「Crimson」(25,000ルーメン)が使用され、20以上のアメリカ国立ランドマークの上空を映画のように飛ぶ、没入型の冒険感覚を提供します。
急降下、回転、急上昇するフルモーションシートに座ったゲストは、視覚的な体験のみならず、風や霧といったすばらしい効果を感じることもできます。
FlyRide®は、フライングシアター、4Dシアター、モーションライドなど、あたかも映画のような特別体験を、世界で300以上のサイトに提供するSimEx-Iwerks社によって設計、施工されました。
1回に乗車できるのは40人、ゲストがシートに着席すると目の前が開けます。
眼前に広がる4階建てに相当する湾曲スクリーンに、4台のCrimsonが創りだすイメージが映しだされ、ゲストは飛んでいるかのような幻想を抱きます。
SimEx-Iwerks社の技術・オペレーション担当シニアバイスプレジデントは、次のように述べています。
『空を飛ぶアトラクションで重要なのは、ゲストそれぞれに自分たちの足下を意識させること、そして自分たちが上昇しているという感覚を与えることです。ドームスクリーンは高価なので、それに代わるものとして1枚の曲面スクリーンを思いつき、垂直に湾曲させたのです。そして、ゲストとスクリーンの位置関係も考慮し、4台のプロジェクター画像を最適にブレンディングさせて、そのスクリーンに投影する必要があったのです。』
Crimsonは、ブレンディングしたシームレス画像を簡単に作成、維持するためのワーピング/ブレンディング用ソフトウェア「ChristieTwist」と、色と彩度を高めるBoldColorテクノロジーを備えることで、大規模な会場、あるいは使用頻度が高いといった、特殊なシチュエーションにも応えられるようにデザインされています。
同社のAVエンジニアリングマネージャーは、以下のとおり語っています。
『スクリーン表面はゲストに限りなく近づけて、没入環境を創りあげています。
ゲストは、まるで映画館の6列目に座り、そのシートがスクリーンに囲まれているかのような錯覚に陥るでしょう。
これを実現させるには、個々のピクセルがクリアで、ブレンディングは緻密であることが重要だったのです。
ゲストがランドマーク上空に舞いあがり、急流下りのスリルを楽しむとき、シートは画面のコンテンツに合わせて動き、沈み、向きを変え、急上昇し、没入型体験をリアルなものにします。
新型コロナウィルスにより、スケジュールは遅れたものの、現場でのChristieの親身なサポートを受けて設置は問題なく完了、プロジェクトでは期待どおりの成果が得られました。
Christieは、単なるサプライヤーとしてだけでなく、緊密なパートナーシップをベースに、プロジェクトのスタートから、設計、実装までをともに歩み、他のパートナーをも巻きこんで、驚くべき成果をあげます。これこそが、私たちにとって大きな魅力の1つです。』
また、Christieのエンターテインメント担当シニアアカウントマネージャーは、『私たちは、この案件をつうじて、しっかりした有意義な関係を構築することができました。他では味わえない体験ができる、Beyond the Lens!のFlyRide®インスタレーションで同社をサポートできたことに誇りを感じています。』と話しています。