~多面立体4K VRシステムで
国土交通省が加速させる「インフラ分野のDX推進」を強力に支援~
国土交通省 国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市/以下「国交省」、「国総研」)は、国交省が現在、「インフラ分野のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進」※1に積極的な取り組み姿勢をみせるなかで、CIM※2モデルの立体可視化に注力しています。
そのための1ツールとして、多面立体4K VRシステム『HoloStage(ホロステージ)』を納入し、強力に支援することになります。
HoloStageは、本案件の主契約者・フォーラムエイト社の製品である、3次元リアルタイムシミュレーションソフトUC-win/RoadによるVR映像を多面スクリーン上に、4K解像度の高精細画質で広い視野角をもって再現します。とくに、「3Dメガネ」を装着するだけで、VR環境への深い没入感が得られることがポイントです。
国総研では、正面、左右側面、床面の4面を使い、インフラ構造物、道路をはじめとするCIMモデルを立体可視化することにより、設計、施工と維持管理に関する実験、技術開発や検証などがリアルな環境下で行えます。
なお、国総研で使用されるシステムは、
①スクリーン:4,361(W) x 2,300(H)mm x 4面
➁プロジェクター:Christie Mirage 304K(高輝度、4K解像度、3D対応プロジェクター) x 4台
で構成され、「モーショントラッキングシステム」、「3Dメガネ」によって、投影するイメージを立体可視化しています。
※1:国交省では、インフラ分野でもデータとデジタル技術を活用して、国民のニーズをもとに、社会資本や公共サービスを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、建設業や国交省の文化・風土・働き方も変革させています。そのなかで、インフラへの理解を促進、安全・安心で豊かな生活を実現すべく「インフラ分野のDX推進」に取り組んでいます。
※2:CIM(Construction Information Modeling, Management)とは、調査・計画・設計段階からCIMモデル(対象の形状に関する「3 次元モデル」と「属性情報」を組み合わせたもの)を導入し、その後の施工、維持管理の各段階においても、情報を充実させながら活用することです。あわせて事業全体にわたる関係者間で情報を共有することにより、一連の生産・管理システムにおける受発注者双方の業務効率化・高度化を図ることができます。
●施主:国土交通省 国土技術政策総合研究所
●主契約者:株式会社フォーラムエイト
●HoloStage納入:ウシオライティング株式会社