世界中から訪れる､何百万人ものビジターを､
252台のプロジェクターによる､ドームを包み込むビジュアルで歓待
Christie Digital Systems(以下クリスティ)は､Expo 2020 Dubaiのオフィシャル･プロジェクション&ディスプレイ･パートナーとして､ドバイ万博をサポートしています｡
2021年10月1日に開幕したドバイ万博は､世界中から訪れる数百万人の来場者を迎えると見込む､一大イベントです｡参加国･地域は200以上を数え､アラブ地域でこれまで開催されたなかでも最大級のイベントとして､6ヵ月の会期中､連日最大60のライブショーが開催されています｡
会場のコアとなるアルワスル※･プラザの中央には､あたかもクラウン(王冠)のようにそびえる､550tの鋼製で､高さ67.5m､直径130mのアルワスルドームが建てられ､主要な式典や祭事が行われています｡
ドームには､トレリス(格子のアーチ)デザインが採用され､格子間にはめ込まれた特別なプロジェクション用メッシュ膜のパネルによって､全体が25,380m2という世界最大級の360ﾟスクリーンになっています｡
※アルワスル：アラビア語で｢つながり｣を意味し､ドバイ万博のテーマである｢心をつなぎ､未来を創造する｣を象徴します
このスクリーン全体で没入型体験を演出し､加えて投影する映像を､内側と外側の両方から見ることができるようにするため､252台のRGBピュアレーザープロジェクターChristie D4K40-RGBを納入しました｡
本製品は､周辺設備を必要としない､オールインワン設計が特長です｡さらに､40,000 ANSIルーメンの同クラスプロジェクターと比べて小型･軽量なので､限られたスペースへの設置が容易に行えます｡ドームでも､これら性能をフルに発揮させ､ドームの内周､地上23mのトレリス構造部に置かれた42個のプロジェクターポッドに収められています｡
また､ビジュアルを､継ぎ目なく､明るく､鮮明に再現､維持するために､モニタリング･制御ソフトウェアであるChristie Conductorが採用されています｡これにより､電源の自動オン/オフ､ログへのアクセス､ファームウェア更新､ステータス管理などもユーザー自身で行えます｡
このように､建築､エンジニアリング､AVを高い次元で統合したアルワスル･ドームと､そこで繰りひろげられる映像の一大スペクタクル･ショーは､ドバイ万博のレガシーとして､世界に名を残すことになるでしょう｡
●動画 ※クリスティのウェブサイト､Facebookに遷移します
－海底での生活を､世界最大級の360ﾟスクリーンで!!
－Expo 2020 Dubai オープニングセレモニー
●本案件に関わった企業：
－設計：Adrian Smith + Gordon Gill Architecture (AS + GG)
－AVインテグレーション：Creative Technology Middle East (CTME)
－プログラム配信管理プロバイダー：Jacobs Mace：
－プロジェクターおよび､関連ソリューション納入：クリスティ･デジタル･システムズ
●採用された製品
Christie D4K40-RGB x 252台
Christie Conductor (マルチプロジェクターモニタリング､制御ソフトウェア)