~ 「もうひとつの京都-光のアトリエ- 現実と空想のはざまで」 ~
日本三景の1つである天橋立は、全長約3.6kmの砂嘴(さし)*による砂浜で、宮津湾を繋いでいる。砂嘴という独特の地形に約8000本の松が茂る風景が、太古の昔から人々のロマンを刺激し、数々の伝説に彩られた神秘的なストーリーを創り出してきました。
この天橋立を舞台に行われている日本博 京都府域展開アート・プロジェクトが、「もうひとつの京都 現実と空想のはざまで」です。
京都府が、地域の文化に触れる新たな機会を創出し、観光誘客の促進、地域経済の活性化を図るため、日本博の一環として、メディア・アートを核とする本プロジェクトを、「海の京都」 天橋立地区協議会と連携して実施しています。
天橋立砂浜ライトアップは、「Light and Sound 」と名づけられ、南側にある文珠エリアの南北2.5kmを7月11日~9月30日にかけて、ウシオが取り扱うLEDフルカラー投光器VAYA Flood HP RGB によって「照明×音楽」で演出を行いました。
このイベントで使用している投光器は35台、透明感あるピアノの旋律に合わせて砂浜に向けられた照明がゆっくり色を変化します。
ヒカリの松トンネルをくぐり抜けると、砂浜に広がる彩り鮮やかな光の世界。音楽に合わせて変化する色彩の神秘的な光景を楽しむことができます。
2015年のスタート以来、毎年続けられていて、いまや夏の風物詩になっています。
* 砂嘴
沿岸の海流によって運ばれた砂礫(されき)が、静水域で堆積することで形成された、嘴(くちばし)形の地形