2019-04-19 13:42
～ 照明と映像で､桜と会場を演出 ～
日本で初めて世界文化遺産に登録された姫路城で､桜の見ごろにあわせて､西の丸庭園では｢姫路城夜桜会｣が､西御屋敷跡の庭園では｢好古園夜桜会｣が開催されました｡
いまや春の風物詩となったこの夜桜会において､ウシオライティングがライトアップ･映像演出を担当し､桜や建築物がもつ魅力を際だたせる演出を行いました｡
姫路城夜桜会
普段は立ち入ることのできない夜の｢西の丸庭園｣｡園内にある約100本の桜がライトアップされ､来場者は､昼間とは違った幻想的な桜と姫路城のコラボレーションを楽しみました｡
また､園内の真っ白な漆喰の壁を利用し､プロジェクションマッピングも行いました｡これは､派手な演出を狙ったものではなく､景観を損ねない､たとえるとBGM的なものとしました｡｢桜吹雪｣や｢風｣ を表わす映像を常時投影することで､西の丸庭園を幻想的な空間に仕上げました｡
好古園夜桜会
80本弱の桜が植えられている好古園では､約100mある築地塀の白壁庇部分にLEDテープライトを配し､暗闇に浮かぶ一直線のライン光として､園の象徴ともいえる壁を､シャープに際だたせました｡そして､照明で闇に浮かびあがる桜は､幽玄の世界を醸しだしました｡
さらに､入口および門にはLEDポール灯､LEDスポットライトを設置し､意匠的に見せるほか､入口の白壁でもプロジェクションマッピングを行いました｡