ポリプロピレンを主原料とする、耐薬品性とコストパフォーマンスに優れた
UPバルブ(ユーピーバルブ)の販売を開始
ウシオグループの一員であるウシオライティング株式会社(東京都中央区 / 代表取締役社長:中森克己、以下「ウシオライティング」)は、産業用機器・システムなどの配管に多く使用されているバルブのビジネスに参入、新製品として、耐薬品性とコストパフォーマンスに優れた、ポリプロピレン(PP)を主原料とする「UPバルブ」を、12月上旬から販売開始することを、お知らせします。
理化学機器、分析装置、製造装置・システムといった産業用機器の内部で使用する、空気、水などの気体・液体用配管チューブには、「流す」、「止める」といった制御をするバルブが使用されています。
このバルブにも種類があり、高いスペックや強度が求められる場合には、フッ素樹脂、金属製がおもに使われます。
その一方、コストパフォーマンス優先で、必要とするクオリティが担保できる素材で作られたバルブがあれば、それに切り換えたいというユーザーも潜在的にいます。
また、同時に、耐圧性や耐薬品性、使用している配管や継手との相性も、バルブ選びの要素になります。
UPバルブは、PPを主原料にした樹脂製で、現在、市場にはほとんどありません(当社調べ)。高い耐圧性や耐薬品性、優れたコストパフォーマンスを兼ね備えているという特長があることから、上記のようなユーザーに対して、大きなメリットとソリューションをもたらします。
基材であるPPは、プラスチックの中でも比較的安価で軽く、剛性と耐衝撃性のバランスや耐圧性、耐薬品性に優れ、このPPとパッキング箇所に使用したエチレンプロピレンを組み合わせることで、最高使用水圧/最高使用エア圧:0.78Mpaという、PP製バルブとしては優れた耐圧性能を実現しました。
上記レベルの圧力状態で使用している金属・フッ素系バルブの交換用として、また、ウシオライティングのプラスチック継手や配管を使用している現場に最適な製品として、機器、装置、システムの安定した稼働に貢献します。
なお、処分する場合でも、塩ビなどの化成品と比較してダイオキシンの発生が少ないので、環境負荷も抑えることができます。
主な特長
● 優れたコストパフォーマンスを実現
● 高い耐圧性能(PP製バルブとして/最高使用水圧、最高使用エア圧ともに0.78Mpa)
● 耐薬品性能
● 安定した品質
● 同じ材質の配管、継手と使用する際の高い親和性
使用可能な主な流体
● 空気および、その他気体
● 水(純水、水道水、一般工業用水)、その他液体
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使用にあたり、化学薬品や有機溶剤、塩分、腐食性ガスを含む場合は、不良の原因となることがあります
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その他の気体、液体については耐薬品性を確認ください
主な用途
理化学機器、分析装置、製造装置・システム(自動化・省力化機器、半導体製造装置ほか)など
販売について
●価格:オープン
●販売開始日:2020年12月上旬
製品写真
製品カタログ
- 樹脂製バルブ「UP-Valve」リーフレット(2P)
ニュースリリース
- News Release – 樹脂製の「UPバルブ」でバルブ分野に参入 -
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