~学校法人として初めて設置されたデジタル緞帳で色彩豊かな映像を再現~
洗足学園音楽大学は、音楽を愛する心を育て、豊かな人間性を養うことを目的として、音楽全般を幅広く学ぶとともに、それぞれの専門分野を深く掘りさげる教育が行われています。
「MUSIC POOL CINO」は、学園のKids Square内にあったプールを改修、ミュージカル専用シアターとしたものです。
ステージにある、シアターの「顔」ともいえる緞帳には、エンターテインメント性をもたせ、来場者に驚き、感動、開演前の高揚感を与えることを目的として、「デジタル緞帳」が設置されました。
この、幅19m、高さ4.84mもある大型緞帳に、高精細なデジタルコンテンツを投影するプロジェクターとして、Christieブランドの4K解像度プロジェクター「Boxer(ボクサー) 4K30」を2台、納入しました。
また、投影対象が2枚の緞帳なので、空調や気圧の影響で端の位置が前後にずれ、映像のブレンディング部に歪みやズレが生じることがあります。これらの補正を目的に、「Christie Mystique(クリスティ ミスティーク)」ソフトウェアも導入されています。
コンテンツの第1弾として、狩野内膳の「南蛮屏風」を題材にしたものが用意されました。
この屏風自体は安土桃山時代のもので、スペインやポルトガルなどの港を出て日本に到着した南蛮船、建物や人々が、色彩豊かに煌びやかに描かれています。
これらにデジタルならではの動きをつけ、当時の様子が蘇るように生き生きと描くとともに、歴史的な屏風絵が動きだす驚きを、プロジェクターによって与えています。
施主:洗足学園音楽大学(学校法人洗足学園)
建築設計・工事:鹿島建設株式会社
コンテンツ制作:株式会社ネイキッド
プロジェクター納入、コントロール:ウシオライティング株式会社
採用された製品
- Boxer 4K30 (3万センタールーメン高輝度プロジェクター) x 2台