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ランプの特性と種類

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Q.節電対策のランプとしてよくLEDの名前をよく聞きますけど、他にはどんな種類のランプがあるのかしら?

A.一般的によく見かけるのが白熱電球と蛍光灯。さらに、ダウンライトや自動車のライトにも使用されるハロゲンランプや、屋外や体育館などの広い空間で使用されることが多いHIDランプがあって、場所や用途によって使いわけているんだ。最近ではLEDや有機ELといった光源も登場して、次世代の光源として話題になっているよ。

白熱電球

フィラメントを高温度に加熱させ、その熱放射によって可視光線(光)を発生させる、もっとも一般的なランプです。演色性がよく、ランプによっては発光面積が狭いので、被照射物の質感や立体感などの演出に適していま す。バリエーションも豊富なので様々なシーンで使用されています。

白熱電球の図

溶解炉などで高熱化した金属が光を発しているのと同じ原理なんだ。

ハロゲン球

一般電球と同じくフィラメント発光のランプで、長寿命。管内に封入されたハロゲン元素によるハロゲンサイクルの働きで、使用中の明るさや色温度の変化など光の質の低下を抑制しています。演色性がよく、明るく、コンパクトなので店舗のスポットライトやダウンライトによく使われています。

ハロゲン球の図

封入されたハロゲン元素の働き「ハロゲンサイクル」によって、一度蒸発したタングステンとハロゲン原子が結合し、タングステンがバルブに付着するのを防止することで効率を高めているんだ。

蛍光灯

電極が放電した熱電子が水銀原子と衝突することにより生じる紫外線が、ガラス管の蛍光体に当たる ことで可視光線(光)が発生する放電灯の一種。電気代・発熱量ともに白熱電球の約1/5、ランプ寿命は6倍以上の長寿命。発光面積が大きく、影の少ない光を得ることができるので広範囲を一様に照らす のに適しています。

蛍光灯の図

蛍光体の種類によっていろいろな光色を放っているんだ。

電球形蛍光灯

蛍光灯のもつ高効率・長寿命と、一般電球の持つ小型・片口金属構造の特徴をかね備えています。 電気代・発熱量ともに白熱電球の約1/5、ランプ寿命は6倍以上の長寿命。電球にかわる手ごろなラン プとして幅広く使われています。

電球形蛍光灯の図

高輝度放電灯(HID)

メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、水銀ランプの総称で、高輝度放電ランプとも呼ばれる、蛍光灯と同じく放電灯の一種です。ランプ効率が高く1灯当たりの光束(ランプからでる光の量)が多いので明るさの求められる大規模空間で広く使われています。

発光原理は蛍光灯と同じだけど封入されている添加物の封入圧力と温度が高いから可視光線をより多く出すんだ。

高輝度放電灯(HID)の図

電球形LED

白熱灯や蛍光灯に比べて長寿命で、小電力でも使用できるので省エネに貢献。
点灯直後に100%の明るさとなります。また点滅に強いので頻繁に点灯する場所にも適しています。

電球形LEDの図

LEDは電気を流すと発光する半導体の一種なんだ。LEDチップを内蔵し、従来光源と同じ規格の口金を持つLED電球と、モジュールとして器具に内蔵されたLED照明器具が一般的だよ。

それぞれのランプに特徴があって、場所や用途によって適切なランプがあるんですね。

そうなんだ。節電・省エネ=LEDと考えがちだけど、その場所や用途にあったランプを選ぶことも大切なんだ。

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