にじの丘学園は、瀬戸物で有名な瀬戸市にある5つの小学校と2つの中学校が統合した小中一貫校です。建物は、町と森を結ぶ緑豊かな丘陵地の高低差を生かした構成になっていて、瀬戸物焼成の「登り窯」をイメージされています。照明計画も「登り窯」をイメージして、昇降口のライン照明は“薪”、天井間接照明は“炎”、特注ペンダントやブラケットは“陶器”に見立てています。すべての照明機器は昼光センサーによる調光システムで制御しており、天候によって照明機器の出力が自動調整されることで刻々と変化する自然光とのバランスを保ち、省エネルギー化を実現しながら、空間用途に応じた快適な光環境を創出しています。